販売商品解説:ブライア&ボーン②

  ④販売商品解説

最終更新日:2024/09/20  編集:レコン・ギス田

まだこんだけ暑いんだから夏でいいでしょうもう。どうもレコン・ギス田です!

前回の記事から間が空いてしまいましたが、このページではブライア&ボーンに同梱されているウォーバンドトームの内容について解説します。ただ今回重要なのは、2024年現在でロードマップの中で本製品が最後のセットになるということ。この点を踏まえて、物語部分の展開にも触れたいと思います。

同梱ミニチュアデータ・クエスト

まずは本書内に同梱されているミニチュアのデータについて。これに関してはツイストウィールド&テラティック・コホートのアビリティ・パラメータデータはもちろん、デカブツ樫をテレインとして使用する際のデータも入っています。厄介ではありますがなかなかそううまくいくかな……という印象です。あとそもそもこんなところに足場をつけるなやと何度……(

また両陣営をナラティブに遊ぶ際のクエストデータ等も入っています。ここらへんもお馴染みですが、強化要素や達成すべきクエストはその設定に準拠して違和感のないものになっています。そして獲得できる神器も。やはりこの辺のデータを見ると想像が膨らみますね。

個人的に笑ったのはツイストウィールドの背景表。

樹術廻戦……これは流行る!!

キャンペーン

ここも毎度の通り、同梱の2陣営で遊べる全3戦の対決ルールが入っています。フレーバーテキストとかもあって良い感じです。

あと勝った際の褒章が相変わらずバカ強いので、キャンペーンをガチでやるなら対決セットを一度クリアするのが超おすすめですね。

なお他のキャンペーンルールはなく残念ですが……次に紹介する面白い追加ルールが入っています。

陣営特性

これが本書で一番の注目ページかもしれません。ブライア&ボーン発売までに公開されている全陣営で使える追加データということで、実質上のアップデートとも言えるこのページはまさに本書の目玉。
ということで、これを加えると各陣営の評価や遊び方が結構変わってくるだろうと思っています。もちろん当たり外れ、強い弱いはあるのですがそれよりも全体に対しての強さ調整という意味ではこれはありがたい。
いやほんと一冊持っておいた方がいいですね本書は。

ちょっとだけ紹介すると、大同盟用のものと例えば秩序ですと、こんな具合です。

自分で出しておいてあれですがコメントに困りますね……。まあこんな具合に本来のルールやアビリティ、特性に追加要素が加わるということです。本セット同梱のツイストウィールドだとこんな具合です。

条件はありますがこうしたパッシブ型、特に何もせずとも追加効果を及ぼせる能力というのもあり、こうしたルールが加わると大分戦い勝手が変わるのは間違いありません。

めちゃ強いやつも一個。お馴染み混沌の蛮族、アイアンゴーレムですね。

これは出目依存系のアビリティをもつファイター、または同盟者に対して大きな効果が有るんじゃないかと思います。(先制フェイズというところには良心を感じますが。

ということで掲載しちゃいましたが、これは氷山の一角というかほんと一欠片。こんなデータが数ページに渡って普通に他の全陣営が個別で載っているので、自分が持っているウォーバンドや陣営のデータが知りたい方は、本書をゲットするか持っている人にすがりつきましょう!

(これ込みで大会とかやったらどうなるんでしょうね)

物語概要

本書でも物語部分の導入や設定は同じです。ナールウッドの特定地域にフォーカスしつつ、そこにいる(or向かう)ウォーバンドについて説明。それらのウォーバンドがやろうとしていること、あるいはそのやろうとしていることの阻止のために衝突する、ということです。

今回は同梱のツイストウィールドとテラティック・コホートです。どちらも独自の目的があってタラクシスの深奥を目指しています。

ただ今回勝手が変わってくるのが、ツイストウィールドがやろうとしていることです。彼らは自分たち含めてナールウッドに害をもたらすタラクシス自体を封印しようとしています。方法自体はざっくりと書かれているので省略するとして、このような試みはこれまでで初めての小音です。

ナールウッドの最奥にあるタラクシスの財宝や力を巡る戦い、というのがウォークライ(2版)の設定になります。これまでも何度もナールウッドでの各勢力の戦いが対決セットを通じて描かれてきましたが、その核であるタラクシスの存在価値をなくす、ということをしようとした勢力はありません。それが成就すれば、この戦い自体の価値がなくなります。

ツイストウィールドの試みがどうなったのかは……わかりません。物語としてはこれまでのウォーバンド・トームと同じく、両陣営の戦いが佳境に入るところで終わっています。その結果がどうなったのかは今後のウォークライの展開か、あるいはAOSの物語内か、あるいはそっと年表に加えられるのか。まだ分かりません。ただ続く物語がより刺激的なものになればと思います。

おわりに

正直な所最初に内容を読んでいた時は結局タラクシスの中までいかへんのかーい、ということでまだ続きや新しいセットのようなものが出るのではないかと思っていました。が、どうもちょっとお隣さんことキルチームがさらりと版上げ(前ほどのリニューアルではないですが)を発表されたことでちょっとそうのんびりもしていられない状況かもしれないと今は感じています。

現在ロードマップにて公開されていたウォークライの販売予定商品はすべて発売され、今後の先行きが不透明な状況です。そもAOSも舞台や時代が移り変わっており、それが今後変わるのではないかと思います。

とはいえ別にアナログゲームのこと。遊ぶ仲間とルールさえあれば、いくらでも楽しむことはできます。また遊び方としてはホワイトドワーフでも続々と新しいウォークライキャンペーンなど紹介されており、遊ぶ時間はいくらあってもたりません(概要は記事でも出しますが、こちらも中々気合の入ったゲームのようですので、そちらでも遊べればと思います)。

ということで今回はここまで。これらを踏まえて、ちょっと今後の展開予想、というよもやま話記事を全力で書いていますので、後日また皆さんにはヨタ話にお付き合い頂ければと思います。

ということでではまた。

※本記事の画像データ参照先(WarhammerCommunity+ウォーバンドトームより)

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