雑記:ナラティブプレイを遊びたいという方に向けた3つのポイント

最終更新日:2024/12/12  編集:レコン・ギス田

出張中の一時。スーツ・シャツを着崩し砂浜に座って南の海を見やりながら、これからのこと、未来のこと……とかではなく閃光のハサウェイの続きっていつやるんや?ということばかり考えていました。どうもレコン・ギス田です。

今回はミニコラムです。

現在個人的なレポート関係記事をいくつも執筆&整理しているのですがその前に、ナラティブプレイに関しての知見や考えが溜まってきたのでそのミニまとめになります(ナラティブプレイとは?ということについてはAOSやゲーム本来の設定のように継続性やストーリー性を持って遊んでいくルール、という風に理解頂ければと思います)。

一応私に関していっておくと、6年前からウォーハンマーで遊び始めて各種ゲームの大半で遊んできましたが、ナラティブプレイ・キャンペーンプレイ用のルールで主催として開始から(ほぼ)完走まで遊んだのが今のところ7つ。ストアを絡めて遊んだのは3つほどで、完全に同じメンバーでやったものはありません。

結構な数をやっているのではないかと思いますが、周りだと上手くやれていなかったり結局頓挫したりというのも見受けられており、ちょっと今回は私の方で遊ぶ際に意識していたこととして、老婆心ながらの余計なアドバイスとして聞いて頂ければと思います。

いやほんとこの手の話は無視できる人は無視していただきつつ、いやこういうやり方であれば自分もできるかも、と思っていただける方に参考になればと思います。

ということで要点を3つに絞りましたので、それを順々にいきますね。

初心者はやめておこう!

まず先に一番問題があることを言っておくと、初心者の方がナラティブプレイから遊ぶのはおすすめしません

まずルール理解において、ナラティブプレイというのはマッチプレイやオープンプレイで遊ぶデータに+αでルールを追加するものになります。そのためそもそも土台となる基本ルール部分が分かっていなかったりするともうてんやわんやです。

ちなみに脱初心者がやってても大体てんやわんやですが(笑)、ただ何とか成立させたり勘所がわかっているのでそこまでひどいことにならないのではないかと思います。なのである程度ゲーム自体の遊び方や理解ができたかな、という段階で遊んでみるのが良いと思います。

そしてこの勘所というのは本当に重要で、どうやって遊ぶかというのは勿論ですがどうすれば楽しく相手と遊べるのかというのにも働かせる必要がある所です。それが次の2.にも繋がりますね。

思いやりを持とう!

ナラティブプレイに関して言うと、往々にして成長要素や負傷死亡要素が出てくるため、アーミーバランスもといゲームバランスが悪くなります。

考えても見てください。現在のウォーハンマーのコアゲームなんか見ても数ヶ月で新アーミー・新データが続々と出て数カ月ごとにバランス調整でルールやデータが調整されています。昨日も来たな……ああ!!!(抗議の発狂)

そうした不安定なデータを更にゲームの中で強弱をつけていじるというのがこのナラティブプレイなんですね。ある程度の救済策や調整がルール内には勿論入っているのもありますが、逆に特定の組み合わせでもうこらいかんというぶっ壊れが往々にして出てきます。

そうした時にどう立ち向かうかといえば……相手への思いやりを持つことなんですね。もうちょっと言ってしまうとお互いで相談してこれはありかなしかを相談して決める

大体ナラティブやキャンペーンをやると、ハウスルールは私は絶対導入します。ナラティブプレイで上手く続く相手と遊ぶと、大体どこかで「流石にこれはやめておきましょう」「ちょっとこいつはどうかと思うので」という話がちょいちょい出てきます。

公式だから勿論だめではないんですが、相手ありきのゲームなのであまりに無双してしまったりワンサイドゲームにつながるような遊び方はお互い避けようとするんですね。これは相手がいないと成立しないアナログゲームの大事な所で、やりすぎてしまうともうそもそも遊ぶことができない可能性もある。

だから大事なのは思いやりなんです。ゲームとして遊びとして自らバランスを取って遊ぶことをする思いやり。これを持って遊ぶのがいちばん大事だと声を大にしていいたい。

ちなみに勿論何でもかんでも不平等だというのも、なんでもかんでも平等にやろうねというのも無茶な話なんでそこらへんもこう、うまい按配をやりましょうね(表現が難しいというのを汲んでいただけると幸いです)。

まずは小さく始めよう!

そもそもこの手の話をする時に、遊びたいな、という人は結構いるんですがそもそも遊ぶ相手がいない、という点を一番ネックにされている方が多い印象です。またどこかのイベントとしてやるにしてもそもそも人が集まらなかったり同じ人しかいなかったりということも往々にしてあります。

なのでもし、本当にやりたいという方がいるのなら。主催として自分含めて4人組を作りましょう

個人的に上手く遊べるなと感じている規模感ですが、大体の二人以上で遊ぶゲームについては4人集まってやってみるのが一番楽だなと思っています。2人対戦のゲームなら2卓できますし、大体のナラティブプレイやキャンペーンは4人いれば回ります。そもそも大人数が集まる日程を調整するのが大変なのです。

以前別記事でもちょっと書きましたが、私なんかはストアなりゲーム会なりで話したり遊んでみて馬が合うなと思った人とは別途連絡を取って個人的に遊んでみたりする方です(流石に最近は付き合いが増えすぎてそこまでやれなかったりもしますが)。そこからまたある程度仲良くなっていきます。

その中でこの人たちとなら大丈夫かな、と思える方に声を掛けて遊んでいく、という流れですね。ある程度お相手の生活リズムや生活範囲も分かってきて、それぞれ定期的に集まれて、話し合いもできて楽しく遊べるなと思った方との集まりを作る(実際2.にあったようにハウスルールなんかを入れるにしても話し合いがきちんとできないと)。

なのでやはり小さく始めていくのが大事なんじゃないかと思います。

まとめ

ということでナラティブプレイに興味はあるけど……という方に向けたお話ですがいかがだったでしょうか。正直な所上手く行かなかった所の話はあまり触れないようにしたので、もしかすると全然ピンとこない方もいるかも知れませんが、分かる人には頷いていただける部分も結構あると思います(というか直に会う方とはそういう話もしてますし)。

いや勿論大勢でやろう!と音頭を取ってくださるイベントも結構あります。そういう遊び方でしか得られない体験を得られますし、大勢でやる会に参加する方が気楽ですし任せられるのなら準備も主催に任せられれば良いなと思うんですが、そうはいかなかったりすることも結構あります(特に人数増えると主催も疲れますからね)。

なのでもし、あなたが最後まできっちりナラティブプレイで遊びたいと思うのなら。信用できる相手との関係性を作り、脱初心者となるくらい遊んだうえでゲームへの理解も深め、相手への思いやりをもってバランス調整しながら遊ぶことを続けていく。

そういうやり方で向き合う腹を決める必要が、どこかであったり……なかったりするんではないかな、と個人的には思っています。いや我ながら偉そうなことを言っている気がして今更ながら恐縮ですが、継続して遊ぶっていうのは面倒なことだなと改めて思います。そしてだからこそ面白い。

もっとナラティブプレイ、キャンペーンプレイで遊ばれる方が多くなってくれればと思います。いやどれもいい体験なんだ……(最近は二人でできるミニキャンペーンも結構ありますし)。

あとはまた実例というほどではないですがナラティブプレイ関係のレポートは今後もアップしていきます(というかまだ書けてないのがががが沢山)ので、興味がある方は見ていただけると嬉しいです(さりげない宣伝)。

ということで皆さんよいホビーライフを!

(画像:レコン・ギス田撮影)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール