
水曜はガンダム見るまでネット断ち!!どうも、レコン・ギス田です。
今回はスピアヘッドの紹介記事。6月14日発売のスピアヘッド新パック『砂塵と骸』についてです。
★Spearhead – Season of WarがSand and Boneの死闘と戦術の奥深さについて語る
上記の記事を元に、その特徴や前スピアヘッドパックとの違いなどをわかりやすく紹介してみたいと思います!
舞台は死の国シャイシュ

前回がグェーランとアキュシーをテーマにしたボードということで今後も他の領域をテーマにしたパックが出るのでは、と予想はありましたが今回はなんと裏表両面とも死の領域シャイシュがテーマになります。領域が2つずつなんで4パックぐらいは出るのでは、と身内で予想していましたがGW君欲張るね……。
前作「炎と翡翠」では火と生命のカラフルな戦場でしたが、今回はガラッと雰囲気が変わって陰鬱なフィールドになりました。ボードは両面構成で「Dolorum」「Ossia」という2つの景観。いずれもシャイ種の代表的な地形をモチーフにしているそうです。
オッシアの方はオシアークのバトルトームを見てたらこのあたりですね。

ナガシュザールの方面の大陸名にでかでかと書いてますね。代表的と言うよりは、死の勢力の支配地域という印象です。まあテレインがテレインですし、そういうエリアと言うところですね。
いずれにせよ前回とメリハリを付けて、ダークな雰囲気の戦場でゲームが楽しめそうです。今後もボードは写真映えする感じで頼むぜ!
セット内容について

今回のパックには以下のものが入ってます:
- 両面ゲームボード(Dolorum / Ossia)
- シャイシュのテレイン6種(見覚えあるやつ)
- 戦術目標カード × 24(各勢力12枚ずつ)
- 特殊状況カード × 6
- 4つの新スピアヘッドアーミー用ルール本
内容については「炎と翡翠」とあまり変わらなそうです。今後スピアヘッドを始めようという方は、ここから始めるというのも手にはなりそうですね。
よくも悪くも“ボード・地形・カード”の三位一体形式でやられると、とりあえず買っておくかとなりますね。既に同じテレインは持っているんですが……そっちはキットバッシュ&べデコ素材に転生だ!
スピアヘッドアーミー用のルール本については、実は中身はウェブで既に公開しています。
太っ腹!とは思いつつもならなぜわざわざ本に……という気もしなくもない。まあ本で持っておけば世界が崩壊しても遊べるしね。その時のために守っていこう、本を。
地形のギミック

記事内では、今回のシャイシュ地形がプレイヤーに選択を迫るリスク&リターン要素を備えていることが強調されていました。
まずテレインについては4+の出目で対象のヒットロールに+1。失敗したら……D3致命ダメージ。しかもまたややこしいのが、アンダードッグだと出目に+1が入ること。これはあらゆる意味で判断が難しいですね。
もちろん有利なら使うのに躊躇しますが、不利な状況、タイミングならプラス1修正。私なんかは後追い型で戦うことが多いので、このあたりの判断に悩む場面が多そうです。また致命ダメージなので、加護持ちのユニットなら失敗しても無効化できることも考えられて……。前の壁などとは全然違ってきて、盤面そのものが“仕掛け”として働くのが面白いですね!
カードの読み合いも複雑に
また特殊状況カードでも、アンダードッグ側が相手に対し、戦闘ラウンド中の修正を無視or目標確保地を1にするなど、炎と翡翠では見なかったようないやらしい感じの効果がでてくるようです。選択肢する効果のベクトルが全然違うのだと、大分不穏ですね。アンダードッグ側がどうするかわからないですから。
戦術目標については炎と翡翠と同じようなものもあるようですが、指揮カードはまたややこしい効果が増えたようで、ワープさせたり攻撃された時のヒットロールが3以下だと確定失敗になる、など微妙に効果が変わってきています。
上記のテレインのギミックと合わせたりして、動きも強さもガンガン上下しそうなんで、かなりトリッキーな感じのゲームが楽しめる気はしますね。
あとはまあ、前回と同じだとそれはそれで損した気はするし……楽しませてくれよな!
まとめ
ということで今回のスピアヘッドパック。色々と書きまして単体としても魅力あるセットだと感じていますが、私としては炎と翡翠のステップアップとして遊んでほしいセットなのかなと思いました。
基本的にウォーハンマーについてはルールが膨大で、能力や効果も膨大。そうなると初心者となると、やはり見たこともないような敵の能力や効果がバンバン目の前で出されてきます。
今回の新しい戦術や効果についてはゲーム自体を楽しむ意味でも展開が読めずに楽しいのですが、ただつくり手としては様々なAOSの通常ゲームででてくる色々なルールを部分的に詰め込んでいる印象もあり、スピアヘッドで遊ぶことを通じて奥深いAOS本編のゲームの効果や展開に慣れてほしいと思っている用に感じました。
「炎と翡翠」で遊びやすさを体験した方なら、“次のステップ”としてこの「砂塵と骸」は絶好の選択肢になると思います!
勿論スピアヘッドをメインで遊ぼう、というタイプにとっても、そうしたAOS本編の様々な魅力を抽出したゲームとして楽しめるので、これはこれで良いなと思います。
いずれにせよ発売目前!皆さん新しいスピアヘッドも楽しんでいきましょう。スピアヘッド……GO!!!
(画像:Warhammercommunity)