
オッス!オラ悟空!
ウォーヘンメェーが大好きなみんなに向けて、今回はスピアヘッドのアベレテェについて記事だ!
これさえ読めばおめえらも亀仙流だ!行くぞ、筋斗雲ー!
今回の記事はこれまでの①遊ぶために必要なもの、②対戦セットアップ、③ゲームの流れ、そして③補:ウォースクロールの見方について、④戦闘処理の記事の続きになります。
ここまでの記事で、スピアヘッドにおけるゲームの準備・流れ・戦闘処理までを解説してきました。ここからはアビリティについて改めて学びましょう。
実はここでネタばらし。スピアヘッドに限らずAOSでは、攻撃や移動といった基本的な行動すべてがアビリティとして定義されています。
これはどういうことかというと……ちょっと最初はピンとこないと思うんですが、ゲーム中の各処理をできるだけ分類して分かりやすくコンパクトに纏めた、という形になっています。他にも色々メリットはあるのですが、それは今回の記事の最後に改めてお伝えさせていただけると。とりあえずなんかそういうもんなんだなと思いながら読んでいただけると幸いです。
さらにフェイズごとの色分けによって使用タイミングが明確に管理されており、各ユニットが持つ固有の強さをどれだけ理解し、活かせるかが勝敗を左右します。今回はそんなアビリティに関する理解を深めて、スピアヘッドそしてAOSへの理解を深めましょう。
目次
スピアヘッドにおけるアビリティとは
スピアヘッドでは、攻撃・移動・支援など、あらゆる行動が「アビリティ」という形式で処理されます。
アビリティは大きく次のように分類されます
• 共通コアアビリティ(すべてのアーミーが使える基本行動)
• 指揮アビリティ(戦術目標カードを使って発動)
• ユニット固有アビリティ(ウォースクロールに記載)
• 武器アビリティ(武器の性能に付随する特殊効果)
これにより、ゲーム中のあらゆる動きに意味とタイミングが生まれ、「いつ、どのアビリティを使うか?」が戦術の軸となります。通常の移動や攻撃も、システムとしてフェイズごとに使用できるアビリティ」として扱われます。
フェイズ別の「色」で分かるアビリティの使い方
さてもう一つこれまで説明してこなかったことが。AOSのアビリティ情報は、使用できるフェイズごとに「色アイコン」で分類されています。
この色はウォースクロールや戦術カード上に表示されており、視覚的にも直感的にも分かりやすくなっています。フェイズの順番に合わせて下記のように表示されています。

アビリティのこの色を確認することで、どのタイミングでアビリティを使えるか?がすぐに判断できます。例えばこんな風に……

中央にアビリティで自己強化のものが書いてますよね。これは赤色なので近接フェイズに発動可能な固有アビリティになります。

今度はこちら。紫色なんでターン終了時に発動可能な固有アビリティですね。
攻撃や移動など、基本行動もこの色分けで整理されており、すべてがアビリティとして扱われます。慣れないうちはフェイズごとにできること、またそのフェイズの色を確認しながらぼんやりとでも覚えるようにしましょう。
共通コアアビリティとは?
スピアヘッドには、すべてのアーミーで共通して使用できる基本的なアビリティが用意されています。これはプレイヤーの行動の基礎となるもので、兵の移動や攻撃、退却や突撃といったすべての基本行動がここに集約されています。たとえば通常移動は次のとおりです。

これもさっきいった移動についてのアビリティの説明ですね。近接攻撃だとこんな風に書いています。

しっかり色分けもしてあり、その上で誰が何をできるか、と短くかいてあります。これでフェイズの進行表を照らし合わせると、度のタイミングで何ができるかがわかりますね。

これらの共通コアアビリティは、常にどのユニットでも使用でき、最も頻繁に使われる要素です。使いどきを理解して、しっかり活用しましょうね。
指揮アビリティ:戦術目標カードからの即時効果
スピアヘッド独自のルールとして、戦術目標カードに「指揮アビリティ」が記載されている場合があります。これは以下のようなルールで使用されます。
- バトルラウンド開始時に配られた戦術目標カードから、任意の1枚を「指揮アビリティとして使用」することができます。
- アビリティにはタイミングが明示されており、該当するフェイズ内に宣言して使うことで、即時効果が発動します。
- 使用したカードは捨て札として扱われ、戦術目標としての達成条件は使用できなくなります。
どのカードをアビリティとして使用するか、勝利ポイントを得る戦術目標として残すか、その判断がプレイヤーの腕の見せ所となります。
敵を倒すことに力を入れすぎて勝利点を獲得しそこねたり、逆に欲張ってセーブしすぎて相手にチャンスを与えたり。いい感じに悩みながら楽しみましょう。
武器アビリティ:攻撃性能を高める特殊効果
武器によっては、攻撃時に発動する特殊な武器アビリティが備わっています。これらはウォースクロール内の「武器プロファイル」や「武器特性欄」に記載されています。

全部をまとめると上記のようになっていますね。簡潔に書くとこんな具合でしょうか。
- 対~(+1 貫通値):特定の条件下で貫通性能が上昇する
- 突撃(+1 ダメージ量):このターンに突撃していればダメージが増加
- クリティカル(自動ウーンズ):命中時に自動で負傷を与える(ウーンズロール自動成功)
武器アビリティは、近接攻撃時や遠隔攻撃時に忘れず確認すべき重要なポイントです。自身の強みはもちろんのこと、相手の強みも意識して動いていきましょう!
戦団アビリティと連隊アビリティと強化について
スピアヘッドでは、各アーミーが持つ共通ルールを戦団アビリティとして扱います。これは、ゲーム全体を通じて自軍全体に効果を与えるルールであり、特に初心者にとってはアーミーの個性を理解する重要な入り口になります。こんな具合ですね。

戦団アビリティは他の選択強化である強化と連隊アビリティと組み合わせることでさらに効果を発揮します。アーミー選択時には、これらの組み合わせを見越して構築すると強力です。

そんな強化も連隊アビリティも、アビリティの一種です。これらは指定ユニットに付与する追加能力で、ゲーム全体を通じて影響を与える重要な要素です。


どちらも改めて色を見るとかなりカラフルですよね。
アビリティ活用の3ステップ
アビリティを有効に活用するためには、次のようなステップを意識するとよいでしょう。
- ウォースクロールでフェイズと効果をチェック
→ そのユニットがいつ、何をできるのかを明確に把握。 - 戦団アビリティ・強化との相性を考える
→ どのユニットにどの効果が重なれば強くなるかを考える。 - 戦術目標カードを活かす構成を組む
→ あえて“指揮アビリティを活かす”ようにユニットを動かす戦い方も有効。
スピアヘッドでは、数値だけでは見えない「アビリティのかみ合わせ」が戦術のカギになります。
まとめ:アビリティを使いこなす者が、戦場を制す!
スピアヘッドでは、攻撃・移動といった基本行動を含むすべてがアビリティによって定義されており、さらに強化・戦団アビリティ・指揮アビリティと、複数のレイヤーが戦闘の展開に影響を与えます。
どんなに高性能なユニットを使っていても、アビリティを使いこなせなければ真の力は発揮されません。逆に、しっかりアビリティのタイミングと内容を把握すれば、数的不利を跳ね返す戦術も可能になります。
いいゲームができるよう、皆さん悩み苦しみながら楽しみましょう!
補足+α
ということで今回はここまで。アビリティについての詳細説明というより、それらを使うタイミングがいつなのか、またどう把握すれば良いのかというのが今回の話のメインでした。

実際の所、AOSに限らずですが、この手のゲームの難しいところは自分の手番でできることが多すぎるんですね。いつ何ができるのか?ということをできるだけわかりやすくするため、ゲーム性と合わせて工夫をこらされたのが今のこのアビリティという形での処理なのだと思います。
すでに全体の流れを説明する中である程度触れてきましたが、ここではより厳密に何ができるかを把握する方法、応用方法について伝えられたかと思います。自分が使うスピアヘッドアーミーのスクロールをしっかり見て、戦い方を考えましょう。
いずれにせよ次回でラスト&振り返り&まとめ!
じゃあな、地球のみんな!次回は最後のまとめ回、「バイバイドラゴンワールド!」ぜってえ見てくれよな!
※次回はスピアヘッドで遊ぼう!になります。よろしくお願いいたします。
(画像:WarhammerCommunity)
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