ウォークライ(2版)について(概要版)

  ①ウォークライについて

最終更新日:2023/06/20  編集:レコン・ギス田

獣の領域、ガウル。
そこに神はいない。凶暴な動物はもとい、植物から土地からありとあらゆるものが互いを喰らいあい襲ってくる。

そのなかでも特に危険な一帯がナールウッドーーー<節くれ森>と呼ばれる場所である。

そこはかつて空高くより落着したセラフォンの巨大船の影響により、様々な動植物がより攻撃的により危険な存在となって侵入するものを拒もうとする悪夢の森である。
だが同時にそのセラフォンの遺跡にある強力な力を持つ秘宝は人々を森へと駆り立てる。

危険な森を探索し、古代の遺跡を見つけ出し、秘宝を手に入れるべくあらゆる勢力が割拠する。
第2版となる現行版のウォークライは、そんな場所を舞台にした物語である。
※第1版についてこちらを参照

ここからは商品展開について説明する。2022年の8月から発売されたハート・オブ・ガウルを皮切りに、ウォークライは第2版へと切り換わった。

かつてはおよそ年に1度しか出なかった大型ボックスセットを3ヶ月ごとに発売する形で、現在既に4つのボックスセットが発売されている。

いずれもテレイン、対決する新たな2蛮族、戦場となるマット、専用のキャンペーンブックにデータカード類が付属している。

※ハートオブガウルのみ更に付属品多数。詳細は後述。

なお各商品には冊子が付属している。同梱のウォーバンドとテレインについてのルールはもとより、その対決セットに至る背景や2つのウォーバンドによる戦いを楽しめるミニキャンペーン(キャンペーン小譚と呼ばれている)、そして同梱のテレインを使いつつ、どんなウォーバンドでも4~6人で遊ぶことができるキャンペーン小譚が記載されている。

各ボックスの概要とシナリオは以下の通りである。

第一弾、ハート・オブ・ガウルではスターターとして上記のセットに加えてコアブックや各種トークン、ゲーム用メジャーに専用ダイスまで付属しており、新スターターとして圧倒的な物量を見せてくれる。
キャンペーン小譚ではホーンオブ・ハシュットとロットマイア・クリードという、そこに住まう蛮族と傲慢にも森を焼き払おうとする蛮族の対決が描かれた。

続く第二弾、サンダードフェイトではナールウッドを活性化させたセラフォン、その手によって生み出された遺跡の守護者たるハンター・オヴ・フアンチと、石のような体となる呪いを受けジたジェイド・オベリスクの戦いがキャンペーン小譚で描かれている。

第三弾のブラッドハントではコーンの獣であるブラッドハウンドを崇めるクロウズオブカラナックと吸血鬼にして古代武術の達人であるアスクルガン・トゥルーブレードの対決がキャンペーン小譚で描かれている。

そして最後の第四弾ナイトメアクエストでは、ついにセラフォンの遺跡そのものが姿をあらわしその力の一端を見せる。その脅威を自らの幻想で塗りつぶし暴走させようとするフレッシュイーターコートのロイヤルビーストフレイヤーと、その危険性を理解し阻止すべく立ち向かうストームキャスト・エターナルのクエスター ソウルウォーンの対決が描かれている。

いずれもナールウッドの中で起きている戦いの一端として、複雑なバックグラウンドとストーリーを組み合わせて遊ぶことができる。

ナールウッドでの様々な戦いが描かれてきたウォークライ。
果たしてこの先にはどんな戦いが待っているのか。

更なる流血、次なる闘争に期待していきたい。

*次シリーズも展開予定であることはすでにWarhammerFesにて告知済み

*本記事の画像データ参照先(WarhammerCommunity

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