販売商品解説(簡易版)

  ④販売商品解説

最終更新日:2023/06/20  編集:レコン・ギス田

このページでは現行のウォークライ用に出された各種商品について紹介する。なおこのページで紹介する商品には現在ゲームズワークショップのウェブサイトで購入できない品も多く含まれている。ただしそれらも小売店などに在庫があるケースなどもあり、入手が不可能なわけではない。今後そうしためぐり合わせがあるかもしれない、ウォークライを始めようという方、少し手を付けられている方に向けて、本ページにてそれらがどのような価値を持っているのか、簡単に紹介していきたい。

大型ボックスセットについて

まずは基本となるウォークライのスターターセットであるハート・オブ・ガウル。 

これはこれからウォークライを遊んでいこうという方には安定のスターターセットである。ミニチュアにテレインにボード、コアブックにカードにトークンにキャンペーンブックとダイスまであって手に取っただけで分かる重量感で圧倒的なプレイバリューを主張してくれる。これまでもさんざんスターターを買ってきたプレイヤーにとってもやはり実家に帰ってきたような安心感がある。おかえり蛮族…と気が付けば口に出して涙した諸兄も多いのではないだろうか。

ただし浮かれて2個目以降を買おうとする前には、必ずほかのセットもしっかり見るべきだろう。サンダードフェイト、ブラッドハント、ナイトメアクエストの3点である。

どれも新規のウォーバンドのセットでキャンペーンブックも入っていてお得でテレインも……テレインも?新規造形が入りつつどこか見覚えがある……そう思った瞬間、手にした重量感は恐怖に変わる。

おまえは、誰だ……?その時に手にしたハートオブガウルのボックスがどんな顔をしているのか……君に見ることができるだろうか。ちょっとしたローズマリーの赤ちゃん気分である。

そう、中に入っているテレインの半分はハート・オブ・ガウルのものと細部は違うがほぼ同様のものになっており、類似の形状をした木や廃墟を何度も組み立てることになる。これは連続でのリリースという過酷な状況を切り抜けるためのGWの必死の工夫であると同時に、ナールウッドがいかに鬱蒼と生い茂った恐ろしい場所なのかというメッセージである。何度も張り合わせるように木を組み立てさせられるなかで、ナールウッドの面倒くさ…もとい、恐ろしさを人々は知るのである。

単品商品について

そんなわけでもし「テレインは一セットあれば良い」「使う蛮族はこれが良い」というならここではどれかを選んで買うというのも選択肢にあっていいと思われる。コアブックも単品で買える。

なおルール自体を知りたいというのなら、コアルールも無償で公開されているのでそれを見ながらゲームを試してみるのも良いだろう。

ただしゲームプランは2つしか載っていない。コアブック本誌には、ウォークライの舞台であるガウルの<節くれ森>、そして集まってくる各陣営の戦団についての設定資料や、オープン・マッチ・ナラティブプレイと遊び方各種の説明はもとより、そもそもゲームをするためのバトルプランジェネレーターのデータが載っている。そのため基本的にはコアブックはマストバイと考えていただきたい。

さてボックスセットの話に戻るが、恐ろしい大量の節くれ森テレインの数々はともかくとして、同梱のウォーバンドはどれも素晴らしい。初リリースはセット販売だが、各蛮族については個別でも商品展開されておりどちらか一つだけ欲しい……という方であればそれを買うのもアリである。

ただしハートオブガウル以降のテレインセットについては単品での販売がされていない。またキャンペーンブックについても単品での販売はない。今後どうなるかは誰にもわからない。そのため今後もし、万が一にでも後で使ってみたくなるかもしれない、読みたくなる可能性があるのなら……手元に置いておくのもありかもしれない。

可能であれば全部買うべき、というのは勿論そうなのだが、何でもかんでも買うべきだと言ってしまう論調は私も好きではないので、特に慌てて買わなくてもよいものもここで一旦紹介したい。ウォークライの各種ユニットデータが記載されているウォークライ・コンペンディウムがそれにあたる。

その内容において買う価値がない、というわけではないのはことわっておくが、実は本書の内容については全てGWの本サイトで公開されている。そのため大型商品がばかすか出てくる現状、そちらから資産を回すことをおすすめしたい。

ただやはり本として、取り回しやすい形でほとんどのウォーバンドのデータを所持していたい、という方にはもちろん良い品だと思(20231120追記:購入しました。プレ大会でも半分くらい持ってました)

他にもウォークライを楽しむうえでダイスセットも必須ではないが、もし欲しいのなら持っておいていいかもしれない。ウォークライ初登場のウォーバンドにちなんだカラーやアイコンで、より推しウォーバンドへの愛をアピールできる。ちなみにウォークライのスターターセットには毎回親切なことに3色のダイスが6つずつ、計18個はいっている。初代から全セットを持っているプレイヤーは18×4個持っている。ダイスはなんぼあってもええですからね。

そして買っておいた方がいいその他商品としては、まずはケンタリオン・マーシャルは筆頭にあたる。

混沌の勢力のウォーバンドに組み込むことができる同盟者である彼は、ガウルの戦場を駆け抜け敵を引きずり倒しぶったおす上で頼りになる戦士である。混沌の勢力を使うのならば、是非一度使ってみてほしい。

彼に限らず、ウォークライの専用同盟者はそれぞれ一体でアビリティを複数持っており、いずれも対応力が他とは段違いである。それらも当然お勧めしたい。

あとはそのケンタリオンと使える主、第一王子ベラコールの眷属たるケイオス・レギオネアのセットも忘れてはいけない。

これは2版になってからセットに入っていない、唯一の単品売りのウォーバンドである。人数の少なさや重装鎧から感じられる通りのエリートアーミーだ。デザインが好みならここから始めるのも勿論ありだろう。

2023年6月現在、おおよそ新版のウォークライ関連商品で紹介すべきものは以上と思われる。何か買われる際の参考にしていただければ幸いである。

過去の販売商品(ウォークライ1版)について

ここからは購入に少し判断が必要なものになる。まず過去のスターター、ボックスセットについて。中に入っているテレインやミニチュアに価値を感じるのならばやはり「買い」なのは間違いない。同梱のウォーバンドのカードデータについては旧版のもののため使えないので注意は必要だ。

*ただし初代スターターについては、ウォーバンドにテレインにさらには混沌の獣まで入っているので本当に見かけたら購入をおすすめする!

そういう意味では、テレインセットについても迷うことなく「買い」である。現在でも配置だけなら使えるし、通常販売品と比べても優れたコストパフォーマンスなのはもちろんのこと、下に敷くボード部分が実は手に入らないものがあり、これだけでも価値がある。というか私も欲しい。上記画像を含め全4種どれもお勧めである。

書籍関係については、まず最後に出た4陣営のデータ集についてはかなり価値が下がっているのは間違いない。1版のユニットデータ、つまりすでに使えないデータが大半となっているからだ。ただしソロキャンペーン用のシナリオなどはあり、遊ぶ環境があるならば手元においてほしい。

そして2019~2021まで毎年出ていたウォークライの拡張盛り合わせ、トームオブチャンピオンについては、これもソロキャンペーンや専用のゲームルールが記載されているものもある。が、ウォーバンドのデータ類はやはり使えないので優先順位は下がる(なおユニットデータの大半も上記の4陣営本で更新された。時期ものと見ておいて良い)。

ただ1版のウォークライの本全般に言えることだが、ソロキャンペーン自体が現在販売されていないテレインセットを使用した配置のものもあり、遊ぶには敷居が高くなるものも多数ある。いずれにせよ書籍類についてはデータを目当てとした購入はお勧めはしない。

そして最後にウォーバンドセットについて。これは基本的にAOSで使用されるユニットをウォークライで遊べるように少しずつまとめてみたセットで、基本的にどれもお得なセットだ。AOSでは10体いないと使えないユニットを5体ずつ入れるなど、ウォークライに特化した編成のものもあり、AOSに興味がなくウォークライでだけ使いたい、という方にはお勧めしたい。これもデータ類は使えないものの、トークン類などがあるのはなんだかんだ便利だ。ただ基本的に入っているユニットは単品や各種セットに入っているものも多く、優先順位は高くないだろう。でもやっぱボックスアートかっけえな……。

以上で簡単な解説を終える。基本的に現行の第2版の商品を購入するのならいずれも使えるという意味でお勧めする。しかし1版については上記の事情を理解した上で買うべきだろう。物語や設定的な要素、そしてミニチュアそのものに魅力を感じるのなら1版の商品を買うのは全然お勧めしたい。特に現在生産されていない商品も多数あり、これらと巡り会えたならラッキーといえるだろう。

何れにせよ5年にも渡るウォークライの商品展開は決して少なくない数である。これからよりウォークライの深みへとつかるのなら、ぜひそれらに興味の目を向けていってほしい。

※各商品のより詳細な紹介は後日改めて掲載します。

※本記事の画像データ参照先(WarhammerCommunity

One Reply to “販売商品解説(簡易版)”

LEAVE A COMMENT